日本添乗サービス協会(TCSA、山田隆英会長)は15日、顕著な功績があった添乗員(ツアーコンダクター)を讃える第11回「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表した。若者に添乗員という仕事の魅力をアピールしたJ&Jヒューマンソリューションズの清水大徳さんがグランプリ(国土交通大臣賞)に選ばれている。
ツアーコンダクターオブザイヤーは、日頃裏方に徹しているプロの添乗員に光を当てモチベーションアップを図ることを目的とした職業表彰。早稲田大学名誉教授で東日本国際大学学長、エジプト考古学者の吉村作治氏を委員長とする選考委員会が受賞者を決定した。
清水さんは大学の観光部や高校での講演を3年間続けており、それを聞いて、旅行業界の門を叩いた学生も少なくないという。ツアー客からのアンケート評価もほとんどが満点の人気添乗員。
準グランプリ(観光庁長官賞)はANAセールスの久野明美さん。添乗歴20年のベテランで、2015年に添乗した全てのツアーのアンケート評価が満点だった。委員長賞にTEIの吉見梓さん、会長賞に読売旅行の山本慎さんが選ばれた。
TCSAは、東京ビッグサイトで開かれる世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」の9月23日に、ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤーの表彰式と、添乗業界に関心のある学生を対象にした「職業フェア」を実施する。職業フェアでは、受賞者によるパネルディスカッション「プロフェッショナルが語る添乗の楽しさ・面白さ」や抽選会を行う予定。
【優秀賞】
土井敏央(J&Jヒューマンソリューションズ)▽太山久美子(同)▽水谷留美子(ジャッツ)船津洋(読売旅行)▽齋木勝久(JTBワールドバケーションズ)
【奨励賞】
穴吹彰子(ツーリストエキスパーツ)▽伊藤地香(同)▽村越美智子(同)▽太田保代(同)▽黒澤雅美(同)▽芹沢夕子(旅行綜研)▽山田早苗(J&Jヒューマンソリューションズ)▽寺門大輔(JTBワールドバケーションズ)▽浜田勝(トップ・スタッフ)▽岩田さおり(同) 以上、敬称略