観光庁が12月17日発表した今年10月の主要旅行業61社の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比5.3%増の5649億2134万円だった。2カ月ぶりに前年実績を超えた。内訳は、国内旅行が同2.0%増の3622億6686万円、海外旅行が同11.7%増の1947億5656万円、外国人旅行が同14.6%増の78億9791万円。外国人旅行で伸びがやや鈍化したものの、3分野とも前年を上回った。総取扱額は、61社中45社が前年実績を超えた。
国内旅行は4カ月ぶりに前年比増。取り扱い56社中32社が前年実績を上回った。「北海道方面で苦戦したものの近畿、中四国方面が好調で、企業需要の回復も見られた」と観光産業課。
海外旅行は2カ月ぶりに前年超え。前年の取り扱いを上回ったのは59社中45社だった。
外国人旅行は、10カ月連続の増加。37社中23社が前年実績を超えた。
旅行商品ブランドの取り扱い状況は、総取扱額が前年同月比4.7%増の1401億4145万円。このうち国内旅行は同4.9%増の801億273万円、海外旅行は同4.3%増の596億3100万円、外国人旅行は同22.4%増の4億772万円。
取扱人数は、国内旅行が同5.0%増の312万9288人、海外旅行が同7.8%減の34万7717人、外国人旅行が同11.7%増の1万9361人で、合計では同3.6%増の349万6366人。
今月からジャルセールス西日本、ジャルセールス北海道がジャルセールスに統合されたため、全61社となった。