観光庁が14日発表した昨年11月の主要旅行業61社の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比6.5%増の5241億2835万円だった。2カ月連続で前年実績を超えた。内訳は、国内旅行が同1.2%増の3357億3660万円、海外旅行が同16.9%増の1813億949万円、外国人旅行が同32.9%増の70億8221万円。国内旅行も若干ではあるが前年を超え、3分野とも前年実績を上回った。総取扱額は、61社中45社が前年実績を超えた。
国内旅行は、取り扱い56社中35社が前年実績を上回り、前月よりも3社増加した。「企業、個人旅行需要に回復の兆しが見られた」と観光産業課。
海外旅行は取り扱い59社中47社が前年実績を超えた。
外国人旅行は、11カ月連続で伸びた。35社中22社が前年実績を超えた。
旅行商品ブランドの取り扱い状況は、総取扱額が前年同月比5.1%増の1305億4285万円。このうち国内旅行は同0.2%減の772億5060万円、海外旅行は同13.9%増の530億1720万円、外国人旅行は同11.7%増の2億7505万円。取扱人数は、国内旅行が同0.7%減の327万9483人、海外旅行が同2.4%減の33万3327人、外国人旅行が同9.0%増の1万4761人で、合計では同0.8%減の362万7571人。