国土交通省がこのほど発表した昨年11月の主要旅行業者63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.8%増の6018億2千万円で4カ月連続のプラスで推移した。国内旅行は、企画旅行、個人旅行が好調で3.0%増の3696億4千万円となり、前月のマイナスからプラスに転じた。
国内旅行は、JTBグループが5.7%増、日本旅行が1.1%増。近畿日本ツーリストは0.8%減と前年をわずかに下回った。このほかANAセールス8.1%増、阪急交通社8.7%増、ジェイアール東海ツアーズ6.5%増などの伸びが目立った。
海外旅行は、1.6%増の2245億4千万円で4カ月連続のプラス。エイチ・アイ・エスが3.6%増、阪急交通社が1.0%増だったが、JTBグループは1.9%減だった。
外国人旅行は、40.4%増の76億4千万円と大幅な伸びを示した。
旅行商品ブランド取扱額は、国内旅行は3.4%増の901億7千万円、海外旅行は0.6%減の597億1千万円、外国人旅行は15.9%増の2億8千万円。取扱人数では、国内旅行が2.3%増の384万6865人、海外旅行が5.2%減の37万5645人、外国人旅行が47.9%増の1万6924人だった。