観光庁が8月17日に発表した今年6月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比18.3%増の4880億9149万円だった。4カ月連続で前年実績を超えた。このうち国内旅行は同3.1%増の2944億4477万円、海外旅行は同53.2%増の1883億552万円、外国人旅行は同33.5%増の53億4120万円。
国内旅行は学生団体の回復などから3カ月連続で前年を上回った。「近畿、中国、四国方面が好調な事業者があった」(観光産業課)。取り扱い58社中、32社が前年実績を上回った。
海外旅行は取り扱い61社のうち59社が前年実績を超えた。
外国人旅行は、6カ月連続で前年比増。36社中27社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比20.7%増の1129億6385万円。このうち国内旅行は同0.1%増の589億9990万円だった。海外旅行は同55.9%増の536億3770万円、外国人旅行は同29.0%増の3億2624万円だった。募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比9.1%増の278万1892人だった。内訳は、国内旅行が同5.5%増の245万5373人、海外旅行が同47.1%増の31万1102人、外国人旅行が同18.6%増の1万5417人。