鉄道旅客協会によると加盟旅行業12社の今年9月の総取扱額は、3030億9442万円で、前年同月比8.4%減と前年を大きく割り込んだ。前年を上回ったのは西鉄旅行(同1.9%増)の1社のみだった。
国内旅行は7.0%減の1772億6207万円だった。前年比増は東武トラベル(同10.8%増)、農協観光(同4.9%増)の2社のみ。2ケタ減の日本通運(同14.5%減)はじめ各社低調が続く中、2カ月続けて前年実績を超えた東武トラベルの好調が目立つ。
海外旅行は前年同月比10.6%減の1190億9572万円。8月(同10.5%減)に続き低調だった。前年実績を超えたのは西鉄旅行(同10.2%増)1社のみの結果に。東武トラベル、農協観光、読売旅行、日本通運は2割以上前年を割り込んだ。
前年実績超えが続いていた外国人旅行だが、同11.5%減の52億1735万円と前年割れした。
この結果、今年4月からの累計は総取扱額で前年同期比4.2%減の1兆8253億9473万円となった。9月までで前年実績を上回っている会社はなく、軒並み苦戦。国内旅行は同3.6%減の1兆1013億7314万円、海外旅行は同6.2%減の6812億8502万円、外国人旅行は同16.1%増の318億2731万円。