鉄道旅客協会が1日発表した主要旅行業12社の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比11.7%増の2525億2400万円だった。内訳は、国内旅行が同6.3%増の1569億29万円、海外旅行が同23.6%増の885億4105万円、外国人旅行が同11.4%増の53億1738万円。
国内旅行は、12社中10社が前年実績を超えた。伸ばした中でも阪急交通社は2ケタ増と好調ぶりが目立つ。
海外旅行は全社が前年超えした。昨年5月は新型インフルエンザの流行の影響を受け、主に海外旅行が低調だったことから、各社とも前年に比べ伸び幅が大きくなった。
外国人旅行は、取り扱い11社中7社が前年を上回った。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比5.8%増の4724億6106万円だった。このうち国内旅行は同2.8%増の2930億5468万円、海外旅行は同11.9%増の1651億8483万円、外国人旅行は同11.2%増の110億1880万円で、全分野とも前年を上回っている。
国内旅行の累計額で前年を上回っているのは、ジェイティービー、日本旅行、近畿日本ツーリスト、トップツアー、東武トラベル、西鉄旅行、日本通運、阪急交通社の8社。