鉄道旅客協会によると主要旅行会社12社の今年6月の総取扱額は、2185億7670万円で、前年同月比26.8%減だった。内訳は、国内旅行が同14.9%減の1491億1370万円、外人旅行が同19.9%減の36億4906万円と低調。新型インフルエンザの流行などで低調が続く海外旅行は、同45.4%減の638億5893万円と不振だった。
国内旅行は12社全て前年実績を割り込んだ。阪急交通社(同1.7%減)、農協観光(同8.2%減)は減少幅が1ケタにとどまったが、その他10社は2ケタ減だった。
海外旅行も全社前年割れした。減少幅が最も小さかったのは西鉄旅行(同29.1%減)。日本旅行、トップツアー、名鉄観光サービス、農協観光は前年実績の5割にも届かなかった。
外人旅行は、ジェイティービー(同2.0%増)、京王観光(同79.1%増)、阪急交通社(同35.1%増)が前年を超えたほかは低調だった。
4月からの累計は、総取扱額が、前年同期比21.9%減の6650億9815万円。12社中総累計額が前年を超えているところはない。国内旅行は同15.1%減の4346億8418万円、海外旅行は同33.3%減の2111億4109万円、外人旅行は同20.2%減の135億6176万円。