観光庁が15日に発表した09年11月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比15.8%減の4651億9112万円だった。前年実績割れは16カ月連続。内訳は、国内旅行が同14.2%減の3061億8421万円、海外旅行が同18.6%減の1538億2952万円、外国人旅行が同18.7%減の51億7740万円で、いずれも前年を2ケタ下回った。
国内旅行は13カ月連続で前年を割り込んだ。取り扱い57社中、前年の取扱額を超えたのは、阪神航空、日立トラベルビューロー、JTBグローバルマーケティング&トラベルの3社のみ。
海外旅行は前年割れが18カ月連続となった。取り扱い60社のうち前年超えは5社だった。
外国人旅行は、15カ月連続前年比減。34社中16社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比13.5%減の1241億4438万円。このうち国内旅行は同16.3%減の765億7832万円、海外旅行は同8.6%減の473億1794万円と低調。一方、外国人旅行は同2.5%増の2億4812万円と伸ばした。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比13.3%減の363万2359人だった。内訳は、国内旅行が同15.1%減の327万5678人、外国人旅行が同5.7%減の1万3610人。海外旅行は取扱額が減ったものの人数は前年同月より8.4%増え、34万3071人。