通年マイカー規制が行われ、冬季閉鎖されている長野県の乗鞍高原から山頂の乗鞍畳平までを結ぶ乗鞍エコーラインが1日、開通した。これに伴い松本電気鉄道は「乗鞍岳シャトルバス」の今年度の運行を開始。期間は10月末まで。乗鞍への集客を図ろうと、乗鞍高原民宿組合では今年から情報発信を強化している。
乗鞍エコーラインはマイカー規制により、観光バスやタクシーなど許可された車両しか入れない。シャトルバスの運行開始で一般の旅行者は残雪期の山岳風景や爽やかな夏、紅葉など季節ごとに風景が楽しめる。
料金は往復2400円(片道1400円)。子供は半額。ご来光の時刻に合わせたバスもある。
また、乗鞍高原民宿組合では、イベント情報などが掲載されたチラシ「2008のりくら便り」の発行を始めた。乗鞍高原やシャトルバスの情報のほか、同組合の取り組みを紹介。会員の宿泊施設の宿泊者やイベントの参加者などに配られた。メールマガジンの配信もスタートしている。
掲載されたイベント内容は、アルプスホルンの演奏を中心に行われる野外コンサート「花に捧げるコンサート」(9月)、紅葉ウォーキング(10月)、女将によるのりくら高原ガイドなど盛りだくさん。イベントは民宿組合と旅館組合が協力して実施している。
乗鞍の美しい風景が楽しめる