九州運輸局はこのほど、法務省の出入国管理統計の発表を受けて、今年4月の九州への外国人入国者数をまとめた。クルーズ船の船舶観光上陸を含めて前年同月比6.4%増の42万4730人で、4月として過去最高を記録した。今年1~5月累計の速報値は、過去最も早いペースで200万人を突破した。
4月の九州への入国者数のうち、船舶観光上陸の入国者数は、前年同月比11.2%減の10万6016人だった。
4月を国・地域別に見ると、韓国がLCC(格安航空会社)の増便などで前年同月比13.8%増の20万5612人。韓国からの入国者数は全体の48.4%を占めた。中国は、通常入国者数は4月の最高値だったが、クルーズ船の寄港回数が減少したことから、全体では同8.2%減の11万9041人。台湾は、航空路線の拡充、クルーズ船の寄港増加に加えて、大型連休があったことで、同29.2%増の4万2366人だった。続いて香港が同9.3%増の2万3343人、タイが同26.8%増の7303人など。
今年1~5月累計の九州への外国人入国者数の速報値(5月の船舶観光上陸の入国者数を含まない)は200万4460人となった。