積水ハウスとマリオット・インターナショナルは2023年6月21日(水)、九州初出店であり、日本で6番目の「ザ・リッツ・カールトン」として「ザ・リッツ・カールトン福岡」(福岡県福岡市、総支配人=ラドゥ・チェルニア)を開業した。
インバウンドの本格受け入れ再開や、日本国内のコロナウイルス5類移行に伴い、国内全体で観光目的の訪日外国人客は急増しています。一方、東京・大阪以外の九州を含めた地方には、ラグジュアリーホテルが少なく、富裕層の外国人観光客の受け入れ先が無いことが課題として挙げられています。
この度、マリオットの最上位ブランドであり、九州最高級となるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」が開業することで、九州観光を待ち望む世界の富裕層観光客のニーズに対応。さらに、世界の要人をおもてなしできるホスピタリティの提供により、現在日本4番目のMICE開催数を誇る福岡へのさらなる招致も期待できます。なお、マリオットは、九州の観光ポテンシャルと宿泊需要に注目し、2023年4月に九州初進出後、今年だけで6つのホテルを集中開業し、当ホテルはその中でも一番の目玉となります。
オープニングセレモニーでは、積水ハウス株式会社の仲井 嘉浩、マリオット・インターナショナルのカール・ハドソンが開業の経緯や今後の展望などについて語りました。また、来賓の代表として、高島福岡市長にもご出席いただき、アジアのリーダー都市を目指す福岡市にとって、次のステージへと上がっていくことへの期待感を表されていました。記者説明会には、当ホテル総支配人のラドゥ・チェルニア、セールス&マーケティング部長の吉尾 雄太が登壇し、ホテルのコンセプトや施設の概要を紹介いたしました。
【オープニングセレモニー 各登壇者ご挨拶】
●積水ハウス株式会社 代表取締役社長 仲井 嘉浩(なかい よしひろ)
本日、天神ビッグバンの核となる「ザ・リッツ・カールトン福岡」がオープンします。福岡市は世界的な観光地の1つであり、来訪者が増加して活力が増す中で、九州初の 5つ星ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」が開業することは、国際都市「福岡」のさらなるブランド向上にも寄与するものだと考えております。
「ザ・リッツ・カールトン福岡」は、弊社の長年のパートナーであり、厚い信頼を寄せる世界最大のホテルオペレーター「マリオット・インターナショナル」と組むことで実現しています。弊社とマリオット様との取り組みは、全国で32軒、3,992室を展開しており、そして、今回の「ザ・リッツ・カールトン福岡」で、33軒目の開業となります。マリオット様はその土地の歴史や文化を大切にしたサービスを展開されており、ホテルの内装には、さまざまな福岡の伝統工芸品を取り入れてられています。訪れる方々が、歴史と伝統のある「福岡」を体験いただく事により、福岡の魅力がますます高まり、広がっていくことを期待しています。
アジアのリーダー都市として進化し続ける福岡において、本プロジェクトが新たな時代へのイノベーション&コミュニケーションの拠点としてさらなる発展への一助になれましたら幸いです。ぜひ今後の「ザ・リッツ・カールトン福岡」、そして「福岡大名ガーデンシティ」にご期待ください。
●マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当 エリアヴァイスプレジデント カール・ハドソン
「ザ・リッツ・カールトン福岡」は、マリオットにとって、九州地方初のラグジュアリーホテルであります。マリオットは約100年にわたり、卓越したホスピタリティとサービスをゲストの皆さまに提供してきました。その中でも、「ザ・リッツ・カールトン」は、マリオットのポートフォリオの中でも輝くブランドのひとつで、世界35カ国・地域に110軒以上のホテルとリゾートを展開しております。
「ザ・リッツ・カールトン」がブランドとして特別な理由は「Ladies and Gentlemen Serving Ladies and Gentlemen(紳士淑女をおもてなしする私たちもまた紳士淑女です)」という哲学を持ち世界最高峰のサービス基準を設定し、ブランドアイデンティティを作り上げているからです。そのため、「ザ・リッツ・カールトン」を福岡に誕生させることで、この素晴らしい都市を訪れる人々に比類ない水準のラグジュアリーと思い出に残る旅行体験でお迎えできることを大変嬉しく思います。
また、このホテルのデザイン、料理、プログラムを通して、福岡の素晴らしさを紹介し、国内外の旅行者の皆さまにこの街の歴史、文化、美しい伝統を祝うことができることを誇りに思います。福岡の歴史に敬意を表しながらも、この街と九州地方は、日本で最も革新的でエキサイティングなスタートアップのハブの1つとして、未来に大きな期待を寄せているのです。福岡は、日本だけでなくアジアや世界のモデル都市として、産業と教育の両面でリードし、日本国内でも成長が著しい都市です。インバウンドは日本経済の最強の牽引役にもなると予想されており、九州の旅行・観光の未来は非常に明るいと思います。
全世界に1億8,200万人以上いるMarriott Bonvoyの会員の皆さまが、「ザ・リッツ・カールトン福岡」にご宿泊されることを心よりお待ちしております。それでは、「ザ・リッツ・カールトン福岡」でのご滞在をお楽しみください。
【記者説明会】
ホテル総支配人のラドゥ・チェルニア、セールス&マーケティング部長の吉尾 雄太が登壇し、ホテルのコンセプトや施設の概要を紹介いたしました。
●マリオット・インターナショナルについて
マリオット・インターナショナルは、世界138の国と地域で31のブランド、8,500軒以上の施設を展開しております。日本では全国24都道府県で20ブランド、86軒のホテルやリゾートを展開しており、その中でラグジュアリーホテルは17軒になります。
現在、九州では「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」、「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」、「シェラトン鹿児島」の3つのホテルを展開しております。今年は、「ザ・リッツ・カールトン福岡」に加え3軒の「フェアフィールド・バイ・マリオット」を、2024年初期に長崎マリオットホテルを開業するなど、今後は九州での展開に力を入れてまいります。
また、旅行プログラムであるMarriott Bonvoyは、世界中に1億8,200万人以上の会員がおります。
●福岡のインバウンド回復率・ホテル稼働率について
日本がパンデミックによる渡航制限を緩和して以来、福岡のインバウンド回復率は日本全体よりも強い傾向が見られます。実は福岡は、米ニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に訪問するべき52の都市」の19位に選ばれたり、大手出版社のロンリープラネットが発表する「Best in Travel 2023(2023年に行くべき都市)」で、日本からは唯一「福岡市」が食部門で選出されるなど、海外から非常に注目されている都市です。また、福岡市内のホテル稼働率は、2022年に比べて62%高い76%、客室平均単価は、45%高い13,441円となっており、観光ポテンシャルも高いと考えております。
●ザ・リッツ・カールトンについて
ザ・リッツ・カールトンは、マリオットのポートフォリオの中でも特に輝き、長きにわたって多くのゲストに親しまれてきたホテルブランドの一つです。26年前に日本に登場して以来、東京、大阪、京都、沖縄、日光で展開しております。
●ザ・リッツ・カールトン福岡について
本日開業しますザ・リッツ・カールトン福岡は、10室のスイートを含む全167室、6つのレストランとバー、室内プール、スパ、ウェディングチャペル、クラブラウンジを備えています。ホテル内は博多織をはじめ、福岡の伝統工芸品の“織り”という要素からインスピレーションを受けたデザインコンセプトになっております。
ザ・リッツ・カールトン福岡は世界の皆様をお迎えすることを楽しみにしております。
【ザ・リッツ・カールトン福岡 概要】
名称 :ザ・リッツ・カールトン福岡
総支配人 :ラドゥ・チェルニア(Radu Cernia)
開業日 :2023年6月21日
所在地 :福岡県福岡市中央区大名2-6-50 福岡大名ガーデンシティ
階数 :1・3・18・19-23・24階
客室 :167室
付帯施設 :レストラン、バー、ロビーラウンジ、宴会場、スパ、プール、
サウナ、フィットネスセンター、ウェディングチャペル
事業主 :積水ハウス株式会社
ホテル運営 :マリオット・インターナショナル
デザイン監修 :LAYAN DESIGN GROUP、株式会社STRICK LAND
建築設計・管理 :株式会社久米設計
インテリアデザイン:LAYAN DESIGN GROUP、株式会社STRICK LAND
公式サイト: https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/fukuoka
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