九州観光(大阪市西区)が提案する弱酸性の除菌・消臭剤「ハイクロM」は、インフルエンザやノロウイルス、O-157など、食中毒や集団感染を起こすウイルスや菌を強力な除菌力で不活化させるもの。すでに、約800のバス車両や介護施設、保育園などに導入されている。今後は、旅館・ホテルや観光施設にも積極的に提案する。
使い方は、ハイクロM(3千ppm原液)を水道水で50倍に希釈し、除菌バス専用の噴霧器「ハイクロミスト」にセットするだけ。1日当たり約1リットルの希釈水を使うと仮定した場合、「1日のランニングコストは、約64円程度」と同社。安価で使える特長がある。
ハイクロMの主成分は次亜塩素酸。食品添加物製造業認可工場で作られているので、「安全に使え、効果も高い」と同社。また「次亜塩素酸イオンの約80倍の除菌速度があり、次亜塩素酸ナトリウムの約4〜8倍の除菌力が実証されている」という。
ほかにも、空気中にあるにおいをもとから分解・消臭してくれる効果に加え、肌にやさしい成分なので、空間をたっぷりとうるおす加湿効果もある。
価格は、ハイクロM5リットルタイプが税込み2万6250円、10リットルタイプが同3万3600円。ハイクロミストが同3万9900円。
この件についての問い合わせ先は、九州観光空間除菌部TEL06(6531)5544。除菌バスの問い合わせ先は、ONOプラスチックパーツTEL075(951)0577。
バス車内に取り付けられた「ハイクロミスト」