九州観光推進機構は7日から11日までの5日間、九州の観光と物産をPRする「春の九州観光物産展」をJR東京駅日本橋口前の街頭イベントスペースで開いた。九州各県の東京事務所とJR九州東京支店の協力で行った。
九州新幹線800系「さくら」「つばめ」の座席展示、九州の焼酎試飲のほか、熊本県、宮崎県の物産販売などを実施。大分県のゆるキャラ「カボたん」やJR九州のICカード「スゴカ」のキャラクター「カエルくん」も登場。乗降客やOLらで連日にぎわった。
今月12日から9月30日まで新たに運行する、九州を巡る観光付きバス「なないろ九州バス」のパンフレットや九州新幹線グッズの街頭配布も行い、元気な九州をPRした。
11日、展示中の九州新幹線座席の座り心地を体験した女性=写真左=は、「昭和30年代に東京から鹿児島まで列車で30時間以上かけて旅行したのを思い出す。それが明日から7時間程度で結ばれるなんて夢のよう」と話していた。
九州新幹線は、04年3月に新八代〜鹿児島中央間の127キロが先行開業。12日、博多〜新八代間の営業運転開始により、博多〜鹿児島中央間の257キロを最速1時間19分で結ぶ全線が開業した。