京王電鉄は1、2月、東京多摩エリアで地域関係者と連携したMaaSの実証実験を行う。東京都が公募した「令和2年度MaaS社会実装モデル構築に関する実証事業」に参画。町の活力を高め、高齢者、若年層、ファミリー層が持続的に住める便利な町を目指す。
実証実験は、東京都多摩市を中心とする東京多摩エリアで実施。「交通利便性の向上」「生活利便性の向上」に資する施策を行うほか、エリアの魅力を発信する。実施に当たり専用ポータルサイト(ウェブサービス)を構築し、一元的にサービスを提供する。
交通利便性の向上では、地域公共交通機関のリアルタイム検索などの情報提供による「交通サービスの統合」のほか、定時運行型ワゴンバスの運行などによる「ラストワンマイルの補完」を実施する。
生活利便性の向上では、「高尾山きっぷ」のデジタル化など「デジタルチケットを活用した交通と商業・観光等各種サービス連携」を実施する。
魅力の発信は、外出情報のデジタル地図での発信など、デジタル技術を活用して行う予定。