京都市は9月27日、エクスペディアグループと地域活性化包括連携協定を締結した。京都観光の魅力を国内外に発信する取り組みを共同で行い、宿泊客数と宿泊日数を増やす。同社が日本の自治体と包括連携を結ぶのは初めてという。
同日、市役所で門川大作市長と同社日本法人でエクスペディアホールディングスのマイケル・ダイクス社長が協定書に署名した。
協定締結を機に、(1)エクスペディアが海外で展開する複数のサイトに京都特集ページを新設。定番の観光地に加え、外国人旅行者に知られていない地域の魅力も発信し、混雑の分散化も図る(2)旅館・ホテルを対象としたインバウンドセミナーの開催(3)和の文化を体現できる旅館などをエクスペディアのネットワークを通じて広く発信、京都ブランドの浸透を図る―などに取り組む。