パナソニックコンシューマーマーケティング(大阪市中央区、以下PCMC)はパナソニック製品の販売、施工、メンテナンスから、生活や産業を支えるソリューションの提供を行う。
労働人口の減少に伴い、宿泊施設においても業務の生産性向上が求められているが、ロビーをはじめとした共用部の清掃を行う業務用ロボット掃除機「RULO Pro(ルーロプロ)」の新モデルMC―GRS2M(22年3月発売予定)を用いた清掃業務の効率化を提唱している。
新モデルは遠隔状態把握や交換可能な蓄電池、紙パック式のゴミ捨てなど現行機種の特長を生かしつつ、使い勝手を追求。これまでに比べ約7倍の片側約25メートルの範囲を検知可能な長距離レーザーセンサーを実装。宴会場やエントランスホールなど大空間の清掃にも対応した。
赤外線センサーなど合計4種のセンサーを内蔵。周囲の壁と本体との距離をリアルタイムで計測することで、壁際まで接近して、抗菌加工を施した回転ブラシでゴミを集じん。より効率的な床面清掃を実現した。
また、掃除機本体を清掃エリアで稼働させることで、自動的に走行地図を作成し、初期導入時や清掃箇所のレイアウト変更などへの対応が容易になった。
さらに、ユーザーから要望の多かったタイマースタート機能を搭載。毎日同時刻での清掃が可能で、作業負担を軽減する。
幅590×奥行き650×高さ730ミリで、電池込みの本体重量は27キロと軽量。
PCMCでは、夜間・早朝にも対応した24時間専用サポートセンターを設置し、清掃員の業務を支える。
「人とロボットが協働する新しい清掃現場の実現を目指す」と事業推進部部長の松本亮祐氏は語る。
パナソニックコンシューマーマーケティング
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【創立】2006年4月1日
【事業内容】パナソニックブランド家電商品の卸販売や、修理・サービス業務、太陽光・リフォーム・システムに関するエンジニアリング事業など
【資本金】1億円 【従業員数】6524人(2021年3月現在)
ラッピングを施したRULO Proの新モデル