口蹄疫により経済的な打撃を受けた宮崎県の応援に人気アイドルグループ「嵐」がボランティアで協力している。メンバーの5人が宮崎の魅力を語り、県民を激励する内容の映像(15秒)を作成。9月25日には地元民放テレビ局の県政広報番組などで放映された。
嵐を外国人旅行者誘致のPR役「観光立国ナビゲーター」に任命している観光庁が、8月27日に口蹄疫の終息宣言が出されたことを受け、観光産業をはじめ宮崎の復興のために協力を依頼し、VTRの作成が実現した。
映像では、メンバーの相葉雅紀さんが「宮崎と言えば、豊富な観光資源、おいしい食べ物」、大野智さんが「何と言っても宮崎牛」などと宮崎の魅力を語り、宮崎県民に向けて激励のメッセージを送っている。
地元のテレビ局がニュース番組で取り上げたほか、県政広報番組などで放映された。今のところ映像の活用は県内に限定され、県外での放映による観光客誘致には使えない見通しだが、今後も地元テレビ局や県内イベントでの放映を調整中だという。
嵐の協力について、宮崎県の東国原英夫知事は、県民に向けて「嵐の皆さんの応援を大きなはずみとして、今後の復興対策に県民一丸で取り組んでいこう」と呼びかけている。