仙台うみの杜水族館は、ケープペンギンの新施設を7月にオープンする。
- ケープペンギンの新施設が誕生
この度、仙台うみの杜水族館は、さらなる進化を目指し、当館のコンセプトである“海と人、水と人との新しい「つながり」をうみだす水族館”を昇華させ、開業以来初となるゾーンのリニューアルを決定しました。
当館では、5種類のペンギンの飼育展示を行っております。ペンギンたちを間近で観察でき、種類や個体によって異なる魅力を楽しめる展示は、大変好評いただいておりますが、「ペンギンをもっと近くでみたい・感じたい」というお客さまの声もいただいておりました。そのニーズにお応えし、さらにペンギンの魅力をご体感いただけるよう、「うみの杜ビーチ」を改修し、ペンギン本来の行動をさらに引き出す生息環境の再現により、まるで生息地を訪れたかのような一体感や臨場感を体感できる環境一体型展示ゾーンとしてリニューアルいたします。
新施設では、海や生きものとの「つながり」を体現する存在として、ケープペンギンをフィーチャーしました。ケープペンギンは、かわいらしい見た目や愛くるしいしぐさから、老若男女問わず親しみを持ちやすく、不動の人気を誇る生きものであること、家族ごとに巣で暮らし、夫婦で協力して子育てをするなど、人との共通点も多くあることから、「つながり」を感じやすい存在であると考えます。
新施設は、ケープペンギンが多く生息する保護区である南アフリカの“ボルダーズビーチ”をモデルに、ペンギンたちが暮らしやすい環境を追求しました。活発に泳ぐ姿を観察できる“海コーナー”、多様な行動の発現を促し、生活の質が向上する“砂浜コーナー”、巣作りや育雛の様子がわかる“営巣コーナー”で構成され、さまざまな演出により、これまでの展示では見ることのできなかったペンギンたちの行動や生活の様子を間近で観察できます。また、新施設に隣接するフードコートも、ペンギンたちのかわいらしい姿を見ながら、食事をお楽しみいただける空間に変身します。
さまざまな角度からペンギンの生活を知り、見守るような気持ちで観察することで、ペンギンたちとの「つながり」をご体感いただけます。