宮城県仙台市は5月24日、東北6県の6つの夏祭りが競演するイベントを7月16、17日に仙台市内で開くと発表した。東日本大震災による風評被害や、自粛ムードによる観光客の減少に歯止めをかけ、夏の観光シーズンの誘客拡大を図るのが目的。6つの祭りが一堂に会するのは初めて。祭りを通し、「東北の元気」をアピールする。
各県県庁所在市と各祭の実行委員会が同イベントの実行委員会を組織し、仙台市が展開する観光誘客キャンペーン「おいでよ 仙台・宮城、東北へ」の一環として実施する。
イベントに参加するのは、青森ねぶた祭(青森県青森市)、秋田竿灯まつり(秋田県秋田市)、盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)、山形花笠まつり(山形県山形市)、仙台七夕まつり、福島わらじまつり(福島県福島市)の6つ。各祭りが8月初めから始まることから、夏休みが始まる前の週に実施することとした。規模やイベント形態、費用負担などは今後つめる。
同日記者会見した奥山恵美子仙台市長は、「ぜひ多くの方に来ていただき復興のために走り出した東北を応援してほしい」と語った。