伊豆急行と東京急行電鉄は、来年7月から運行を始める観光列車の名称を「THE ROYAL EXPRESS」(ザ・ロイヤル・エクスプレス)に決定した。
運行区間はJR横浜駅から伊豆急下田駅。全8両編成で、定員は約100人。車両デザインは、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」を手掛けたドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏が手掛ける。
外観は、列車の名称をイメージしたロイヤルブルーがベース。4車両が客車で、ミニコンサートや結婚式、会食、展示会などに使える車両やキッチンカー(仮称)なども備える予定。「日本の伝統を意識した車両になる。乗車そのものに旅の楽しさを感じてもらいたい」と水戸岡氏。
運行開始に合わせて、発着駅となる横浜駅にカフェ・ラウンジの設置を計画する一方で、伊豆急下田駅周辺の施策としては下田ロープウェイ寝姿山山頂の店舗施設の改修を予定している。
東急電鉄社長の野本弘文氏は、「列車を走らせることで伊豆地域の活性化に貢献したい」などと述べた。