福島県会津若松市の歴史的景観を生かしたまちづくり方針「歴史的風致維持向上計画」(歴まち計画)が、「歴史まちづくり法」に基づいて国の認定を受けた。19日付。同日、国土交通省で認定式が行われた。
これにより、歴まち計画の認定件数は91件(市町)となる。認定により、歴史的建造物の再現などへの交付金補助率のかさ上げや、手続きの簡素化といった優遇措置が受けられる。
同市は、史跡・鶴ヶ城や、旧城下町で行われる会津まつりの会津藩公行列などの伝統行事、名勝・御薬園、重要文化財・さざえ堂など会津文化の風情が感じられる歴史的風致が形成されており、観光客にも人気だ。
計画では、市内に残る歴史的建造物や歴史のまちを象徴するまち並み文化、および文化財の保存・活用に関する事業や、伝統行事・技術などの文化の保存・継承に関する事業を位置付け、市ならではのまち並みづくりを進める方針だ。
会津まつり(農水省HPから)