東日本大震災の伝承に取り組む個人や団体で組織する公益社団法人の「3・11メモリアルネットワーク」(宮城県石巻市)はこのほど、「震災伝承活動調査」の2022年度結果(速報)をまとめた。それによると、震災学習プログラムの参加者は約16万人となり、コロナ禍前の9割まで回復していることが分かった。
同調査は伝承活動の現状と課題の共有、防災・減災活動の活性化を目的に実施。対象は岩手・宮城・福島各県で震災伝承活動に取り組む団体、施設で、25団体・35施設から回答があった。
22年の震災学習プログラムの年間参加者は15万7594人となり、コロナ禍前の91%まで回復した。オンラインを通じたプログラム参加者1万8104人を加えると、微増だったという。
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