佐賀県嬉野市は1日から、市内の旅館・ホテルの宿泊客を対象に、観光で使うタクシー代を最大4万円助成する事業を開始した。期間は来年1月末までだが、予算に達し次第終了する。
対象となるのは、期間内に和多屋別荘や大正屋、湯快リゾート嬉野館など、嬉野温泉旅館組合加盟の宿泊施設(計31軒)に泊まった人で、タクシー1台に付き4万円まで助成する。タクシー会社は温泉、佐賀、再耕庵の3社。
利用要件は、(1)出発地が旅組加盟の宿泊施設で、県内か、福岡、長崎両県の観光・飲食施設、土産店などを訪れる(2)出発地が佐賀空港、もしくは長崎空港で、県内、福岡、長崎両県の観光・飲食施設、土産店などを訪れ、到着地が加盟宿泊施設であること―。4万円を超える分や有料道路利用分は自己負担となる。
利用者は前日までに対象のタクシー会社に電話で申し込む。その際、人数、行き先、所要時間を伝える。「タクシー周遊事業明細書」をタクシー会社か宿泊施設から入手し、明細書に宿泊証明印をもらう必要がある。
周遊先として、佐世保(ハウステンボス)や唐津(呼子朝市、七ツ釜)、武雄(御船山楽園、宇宙科学館)などを挙げている。