体験型農業公園「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」、泉北レモンの皮と果汁を使用した「20周年記念ビール」発売


 体験型農業公園「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」は6日、泉北レモンの皮と果汁を使用した「20周年記念ビール」を発売した。

株式会社ファームのグループ会社である株式会社堺ファーム(本社:大阪府堺市 代表取締役社長:高井 裕二※1)が運営管理する、体験型農業公園「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」はおかげさまで2020年4月に開園20周年を迎えました。
20周年を記念し地域とのつながりをより深める為、堺産大麦の麦芽と地元泉北のブランドレモン「泉北レモン」を使用した「20周年記念ビール」を2020年6月6日(土)に発売します。泉北レモンの爽やかな香りと堺産二条大麦の甘味を感じられる地産地消クラフトビールです。

20周年記念ビール20周年記念ビール

 

  • 20周年記念ビールができるまで

開園20周年に合わせて何か特別な商品を作れないか、という構想から「20周年記念ビール」は始まりました。その中で農地活性化のため、堺で二条大麦の栽培に取り組んでいる「堺麦生産者組合」を紹介され、それならば「地域とのつながりを深めたビールを製造しよう」という方針が決まりました。

「地域とのつながり」というキーワードを模索していく中で、ハーベストの丘に隣接する泉北ニュータウンという街で「泉北レモン」を広めようとする取り組みがあることを知り、「泉北レモンの街ストーリー」の代表である苅谷氏に是非「泉北レモン」を「20周年記念ビール」の原料として使わせてほしいと依頼すると心良く引き受けてくれました。

堺麦生産者組合と泉北レモンの街ストーリーの協力もあって、堺産二条大麦を加工した麦芽、泉北レモンの皮と果汁を使用した「20周年記念ビール」は誕生しました。

6月6日(土)からハーベストの丘内にあるお土産屋「手作り館」で販売、一部レストランで提供します。また園外の販路拡大も現在検討しています。

「泉北レモンの街ストーリー」代表の苅谷氏(左)と、「ハーベストの丘」企画担当の山野(右)※2020年2月撮影「泉北レモンの街ストーリー」代表の苅谷氏(左)と、「ハーベストの丘」企画担当の山野(右)※2020年2月撮影

 

  • 20周年記念ビールの特徴

従来は麦芽のみのクラフトビールを製造してきましたが、酒税法改正を機に新しい試みとして初の副原料を使用したクラフトビールを20周年を記念して製造しました。この20周年記念ビールは堺産大麦100%の麦芽と副原料として泉北レモンを使用しています。
また従来は製造工程にインフュージョン法を採用していましたが、今回の20周年記念ビールは初めてデコクション法を採用しており、麦芽本来のコクとレモンの爽やかな風味を引き出しています。

◆カップ売り
販売店 :ソーセージ&ロコモコカウンター(ハーベストの丘食のホール内)
発売日 :2020年6月6日(土)
販売価格:500円/杯(約300ml)

◆瓶売り
販売店 :「手作り館」(ハーベストの丘内)
発売日 :2020年6月6日(土)
販売価格:600円/本(330ml)

  • 堺産二条大麦の栽培への取り組み紹介

麦刈の様子麦刈の様子

堺麦生産者組合では、農業者・耕作地とも減少傾向にあり、農地の保全・活用に向けた取り組みが必要と考えられています。組合の方も、それぞれの地区で農地の保全・活用のための、地域の学校との交流活動などに取り組んでこられました。
2017年度に堺市地産地消推進協議会が水田の活性化をめざすなかで「稲作農家が取り組みやすい作物」と考えて、東区南野田で二条大麦(ビール麦)の試験栽培が行われました。2018年から趣旨に賛同した地区で二条大麦の栽培を開始。2020年1月に栽培に取り組んでいる農家で生産者組合を設立されました。2019年に収穫された大麦はピルスナー麦芽に加工し、組合で販売されています。2020年は、太平寺農空間活性化協議会(太平寺)、西中稲作会(福田)でこの5月に収穫されました。
今後は堺市地産地消推進協議会と協力して、販路の拡大と生産の充実に取り組む予定とのことです。

  • 泉北レモンの街ストーリーの紹介

◆堺市「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト」発
2014年、堺市が泉北ニュータウンとその周辺の地域にあるヒト・モノ・コトの魅力をもっと発掘し、その魅力を発信していこうと、「泉北ニュータウン魅力発信プロジェクト」(2015年11月より「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト」へ改称)を立ち上げました。
それに参加した様々な年齢や職業の市民達が、いろいろな仲間と出会い、ミーティングやワークショップを通し、「まちびらきから50年」をむかえた泉北ニュータウンをさらに魅力ある街にするために活動しています。

◆「そうだ!泉北をレモンの街にしよう!」
その活動の中で、2015年7月、「泉北をレモンの街にしよう!」「レモンを泉北の特産品にしよう!」という現在代表の苅谷氏の声に賛同した仲間達が集まり、「泉北レモンの街ストーリー」プロジェクトが始まりました。

・泉北を、レモンの木があちこちで見れる街にしよう。
・各家庭の庭や会社や施設の空間に、レモンの木を植えてもらおう。
・農薬をあまり使わない安心安全なレモンをたくさん育て、販売しよう。
・泉北産レモンで、ジャム、お菓子や料理を作ろう。
・レモンを介して、街のみんなとコミュニケーションがとれるといいな。

そんなたくさんの想いが「泉北レモンの街ストーリー」プロジェクトには、詰まっています。一本一本のレモンの木の成長とともに、そのレモンをとりまく家族や街の人たちのストーリーも刻まれます。

泉北レモンの実泉北レモンの実

  • ​ハーベストの丘園内で製造しているクラフトビール

ハーベストの丘内にある地ビール工房にて一番しぼり麦汁量の測定ハーベストの丘内にある地ビール工房にて一番しぼり麦汁量の測定

ハーベストの丘園内には、地ビール工房があり、そこで4種のクラフトビールを製造しておりましたが、今回新たに「20周年記念ビール」が加わることで、園内製造のクラフトビールは計5種類となります。

現在販売している4種類のビール現在販売している4種類のビール

現在、製造・販売しているクラフトビールは以下の通りです。

・ピルスナー
ホップの香りと苦みが感じられるスッキリ飲みやすいビール。

・アンバーラガー
麦の甘味と焙煎麦芽の焙煎香が感じられる、ビール。

・ライラガー
ライ麦を使用した世界的にも珍しいビール。ライ麦の香りがほのかに感じられる。

・ヴァイツェン
小麦麦芽を使用した季節限定ビール。フルーティーな香りがして、苦みが少ないのが特徴。 

 

  • 堺・緑のミュージアム ハーベストの丘施設概要

施 設 名   :堺・緑のミュージアム ハーベストの丘
所 在 地   :〒590-0125 大阪府堺市南区鉢ケ峯寺2405-1
電話番号  :072-296-9911
営業時間  :平日9:30~17:30 土日祝9:30~18:00
※現在、新型コロナウイルス感染予防の観点から当面の間、10:00~17:00となっております。
入 園 料   :大人(中学生以上)  1,000円
子供(4歳~小学生)   600円
学生                    700円
シルバー(65歳以上)   700円
3歳以下        無料
駐 車 場   :約1,800台無料 ※大型バス駐車可
アクセス  :阪和自動車道「堺IC」より約15分
泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」よりバスで20分
公式サイト :https://farm.or.jp/

※6月2日現在、ハーベストの丘では各種、新型コロナウイルス感染予防策を講じております。詳しくは公式サイトをご確認ください。
※表示価格はすべて税込です。

 
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