思い出に残る時間を 東京都中学公校長会
東京都中学校長会修学旅行対策委員会(事務局=日本修学旅行協会内)は8日、JR東京駅新幹線ホームで東京都公立中学校の関西方面修学旅行出発式を開いた。修旅専用列車で関西方面に向かう7校の生徒とJR東海の関係者らが出席。花束や記念品を贈るセレモニーを行った。
同委の池田富太郎委員長(中央区立佃中校長)は「好奇心が人を成長させる。わずか2泊3日だが思い出に残る時間を過ごしてほしい」とあいさつ。生徒を代表して杉並区立泉南中の森屋七海さんは「中学生活の集大成として、楽しむだけでなくしっかりと学んでいきたい」と述べた。JR東海の佐津川和宏・東京駅長は「新幹線は友だちとの楽しい語らいの空間になる。たくさんの思い出を作り一生の財産にしてほしい」と呼び掛けた。
東京都公立中学校の関西方面の修学旅行専用列車は今年度、春に5月8日から6月6日の34日間、秋に9月4日から10月8日の33日間運転。67日間の合計で519校、7万3019人が利用する。
楽しい修学旅行に 関修委
関東地区公立中学校修学旅行委員会(関修委、事務局=全国修学旅行研究協会内)は8日、JR東京駅新幹線ホームで平成30年度関東地区公立中学校連合の修学旅行専用列車出発式を開いた。主催者と新幹線を運転するJR東海の関係者らが出席。今年度の修旅専用列車第1便に乗車する7校の生徒らに向けて「思い出に残る楽しい修学旅行を」と呼び掛けた。
関修委の篠田豊和運営委員(埼玉県行田市立忍中校長)、全国修学旅行研究協会の岩瀨正司理事長が「修学旅行は学校生活の中でも大切な行事の一つ。見て、感じて、体験して、楽しい思い出にしてほしい」とあいさつ。生徒代表のさいたま市立原山中の染谷海翔君が「待ちに待った修学旅行。3日間、京都・奈良の歴史文化を体で感じ、思い出に残る修学旅行にしたい」と述べた。
生徒代表はJR関係者に花束、JR関係者は生徒代表に記念品のシャープペンシルをそれぞれ贈った=写真下。JR東海の佐津川和宏・東京駅長は「新幹線は開業以来54年間、一度も乗客の死亡事故を起こしていない。安心して乗車し、旅先で楽しい思い出を作ってほしい」と述べた。
関東5県(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉)の公立中学校の専用列車を利用した修学旅行は今年度、関西方面へ757校11万2736人、東北・信越方面へ10校1277人の規模で行う。