総務省はこのほど、個人企業経済調査(動向編)の今年1~3月期分速報を公表した。個人企業(個人経営の事業所)の同期の業況判断DI(良い・好転の企業割合から悪い・悪化の企業割合を引いた値)はマイナス58.5で、前期(昨年10~12月期)から3.6ポイント悪化した。四つの産業別では、「宿泊業、飲食サービス業」がマイナス52.5で、同0.5ポイント悪化した。
同期は4産業全てが悪化した。宿泊、飲食のほか、「サービス業」がマイナス60.2で、同1.9ポイント悪化。「卸売業、小売業」がマイナス62.8で、同5.1ポイント悪化。「製造業」がマイナス50.2で、同7.8ポイント悪化。
来期(4~6月期)の業況見通しDIはマイナス51.6で、今期から6.9ポイント改善の見通し。
このうち宿泊、飲食はマイナス46.8で、同5.7ポイント改善。サービスはマイナス49.7で、同10.5ポイント改善。
このほか、卸売、小売は改善。製造は悪化の見通し。