帝国データバンクによると、今年上半期(1~6月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は34件、負債総額は1218億3500万円だった。件数は前年同期比で53.4%減とおよそ半減。前の半期(2020年7~12月)比でも24.4%減少した。ただ、同社が集計した倒産以外の「休廃業・解散企業」はホテル・旅館が104件で前年同期比55.2%増と大きく増加。国の各種の支援策が講じられているものの、「経営体力が限界に達するなど、経営再起への諦めムードが広がりつつある」(同社)状況だ。
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