岩手県雫石町は17日、一昨年の大雨災害からの復興に取り組む“元気な雫石町”を首都圏の旅行会社やマスコミに情報発信する「2015旅・食・文化芸能まるごと“しずくいし”in東京」を東京都内のホテルで開催した=写真。秋冬の自然や観光資源と、安心、安全な農作物をアピールし、誘客を図るのが狙い。
主催者あいさつで深谷政光・雫石町長は「水が素晴らしく、空気もいい。景観も良い」などと町の特徴を説明。観光協会によるプレゼンテーションでは、葛根田渓流ほか秋の紅葉の名所や、鶯宿温泉をはじめ町内11カ所の温泉などをPR。昔話を地元の方言で語る「雫石・語りっこの会」のおばあちゃんがその語りを披露する場面もあった。
また、雫石プリンスホテル、小岩井農牧、ホテル森の風鶯宿などが自社の特徴をアピールしたほか、雫石町と共に大雨災害からの復興に取り組んでいる盛岡市つなぎ温泉の観光協会もプレゼンテーションを行った。
続いて開催された観光商談会では、旅行会社側のブースを町側の観光関係者らが訪問する形で、情報交換と商談が活発に行われていた。
雫石町の観光説明会は昨年に初めて開催され、今回が2回目となる。