入れ墨・タトゥーの入浴、観光庁が対応を調査


 観光庁は、入れ墨(タトゥー)を入れた人の温泉や大浴場の利用に関する旅館・ホテルなどの対応状況を把握する調査に乗り出した。外国人旅行者の利用に際して問題となるケースがあるためで、今後どのような対応が必要かを検討する資料にする。

 調査対象は、旅館・ホテル、日帰り入浴施設など。業界団体などを通じて約3千施設にアンケート調査票を配布しており、近く回収する。

 主な質問は、「入れ墨がある人の入浴を断っているか」、断っている場合は「どのような方法で伝えているか」「どのような経緯で断ることを決めたか」など。これまでに起きたトラブルや寄せられたクレームなどについても聞いている。

 観光・レジャー客を対象にした施設では、暴力団の排除運動や他の客への配慮から、入れ墨を入れた人の利用を断っている所が多い。外国人の場合は、伝統文化や生活習慣などに基づいて入れ墨を入れる人もおり、対応が課題になっている。

 観光庁は、入れ墨を入れた人の入浴への対応などに関し、現時点では方針が決まっているわけではないという。

 
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