帝国データバンクによると、今年1月の全国企業倒産は888件、負債総額は3890億6300万円だった。件数は前月比0.3%減、前年同月比5.5%増。負債総額は前月比5.7%減、前年同月比28.8%減だった。
件数は2カ月ぶりに前年同月比で増加となった。「倒産件数は一進一退を繰り返しながらベースラインが上昇してきており、増加基調が持続している」(帝国データバンク)。
資源高の影響を受け、内需関連業種の倒産が増加している。建設業(243件、前年同月比3.4%増)、小売業(180件、同14.6%増)、サービス業(157件、同12.1%増)など5業種で前年同月比増加となった。
倒産の主因別では、販売不振、輸出不振、売掛金回収難など「不況型倒産」が679件。前月比で3.7%減少だが、前年同月比で4.0%増加。依然として高水準で推移している。
原油をはじめとする資源価格高騰の影響による倒産が23件発生した。