国の財政支援による観光需要喚起策「全国旅行支援」について、4月以降への延長を可能とする通知が正式に都道府県に出され、一部の自治体では、期間の延長が発表されている。延長期間は、6月末までとする自治体が多く、一部には7月中旬ごろまで継続する自治体がある。4月29日~5月7日のゴールデンウイークは対象外で、予算がなくなり次第、事業は終了となる。
全国旅行支援について斉藤鉄夫国土交通相は3月10日の衆議院国土交通委員会で自民党の津島淳氏の質問に答え、「4月以降も実施継続することが可能である旨、都道府県に対して周知した。これまでの施行状況を踏まえれば、初夏ごろまで実施が可能と考えている」と述べた。
延長を発表した主な都道府県について見ると、秋田県、三重県、鳥取県、福岡県など、6月30日までを期間とする自治体が多い。他の期間では、北海道が7月14日まで、福井県、沖縄県が7月20日までとなっている。