全国旅行業協会(ANTA、会長=二階俊博衆院議員)は31日、国内旅行の活性化と観光立国の実現を目指して「第16回国内観光活性化フォーラムinやまなし」を山梨県甲府市のYCC県民文化ホールで開催する。ANTA会員の旅行会社や都道府県観光関係担当者など約千人が参加。山梨を中心とした国内観光の情報を発信する。
大会スローガンは、本部が「行こうよ山梨フルーツ王国ワイン県」、地元が「よっちゃばれ甲斐の国へいざ出陣」。国内観光の活性化のほか、ANTA全国支部組織の連携強化、着地型旅行(地旅)の推進を目的とする。大会では、グルメをはじめ、世界遺産の富士山、歴史・文化などを含め、自然豊かな山梨県をアピールする。
共催は、株式会社全旅。後援は、国土交通省、観光庁、山梨県、46都道府県、山梨県内各市町村、日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本旅館協会、日本商工会議所、全国商工会連合会など。
基調講演で観光庁参事官の高橋泰史氏が「これからの観光政策について」を話すほか、山梨県知事の長崎幸太郎氏が記念講演を行う。
全国5400社のANTA会員が力を合わせて山梨県に旅行者を送る「山梨県送客キャンペーン」の実施も決定する見込み。前回の「第15回国内観光活性化フォーラムinくまもと」で決定し、その後実施された「熊本県送客キャンペーン」の優秀会員に対する表彰も行われる。
山梨の観光地を巡るモデルコースは、計6コース発表されている。
同フォーラムは、昨年2月9日に開催予定だったが、緊急事態宣言の発令などで、延期を2回していた。
前回の国内観光活性化フォーラムinくまもと