全国旅行業協会(ANTA)の事務受託会社、全旅は18日、株主総会後に関係者を招いての懇親会を都内のホテルで開催した。池田孝昭社長は、ANTAが主催し、全旅が共催する来年2月11日の第10回「国内観光活性化フォーラムin和歌山」について触れ、「本年度の大きな目標は、全国の同志の皆さんにお願いをして1万人のお客さまを送客することだ」と強調した。
和歌山での国内観光活性化フォーラムは、ANTA会員が対象。全旅が同時に開催する着地型旅行「地旅」のイベント「地旅博覧会」は一般消費者を対象とする。合わせて1万人の来場を計画している。
「1万人を達成することによってANTA会員の皆さんの絶大なる信用が得られる」と池田社長。地旅博覧会では「弁財船・北前船と日本の祭り」(仮称)をテーマとし、全国の特産品やB級グルメなどを販売し、ご当地キャラクターも登場させ、「一般商品者を喜ばせたい」という。池田社長はまた、宿泊施設の組織「地旅の宿ネットワーク」(仮称)を作り、その宿泊と着地型旅行をセットにした新しい旅行商品を10月に発表することも明らかにした。
来賓では、ANTAの二階俊博会長(衆院議員)があいさつ。国内観光活性化フォーラム受け入れ地としての地元・和歌山の奮起に期待したほか、「観光立国、観光立県を進めるには一人一人の人がお客に対し真剣なおもてなしをしなくてはいけない」とし、業界一丸となって協力することが大事だと語った。
目標を述べる池田社長