全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の経営・金融委員会(岡本厚委員長、不死王閣)は2月5日、大阪市東淀川区の大阪コロナホテルで金融経営セミナーを開いた。渡邉清一朗・EHS研究所代表が「金融経営セミナー〜宿屋の悩み解決します」をテーマに講演。旅館経営者によるパネルディスカッションも行った=写真。
渡邉氏は中小企業金融円滑化法後の今後予測、耐震補強問題のほか、旅館・ホテルで活用できる省エネなどへの補助金について説明した。
パネルディスカッションでは、岩井美晴委員(奥城崎シーサイドホテル社長)、石橋政治郎委員(大和屋本店社長)、坂口宗徳委員(萬波MANPAリゾート社長)、神田敦弘・日本政策金融公庫大阪南支店融資第二課長、渡邉氏がパネリストを、岡本委員長がコーディネーターを務めた。岩井氏は金融機関の勤務経験を生かし、金融機関が融資先に対して行う信用格付けについて紹介。石橋氏は自力で行った民事再生の手続きについて話した。坂口氏は事業の継承と新規で経営を引き継いだ大型観光ホテルの経営について語った。
後半は個別相談が行われた。