
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 専務理事 亀岡勇紀氏
◎…「業界の地位向上、人手不足問題など、課題が山積。組織の一般への知名度向上も大きなテーマ。組合員の皆さまに全旅連への帰属意識をもっていただくためにも、対外的なアピールが必要だ」。就任から3カ月たった現在の心境、抱負をこう語る。
◎…大学時代にインターンで議員秘書を務め、そのまま事務所に就職。宿泊業界との関わりはインターン時代の2015年。住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法の問題で全旅連青年部のメンバーが相談に訪ねた際、議員へのつなぎ役を務めたことからだ。「さまざまな業界団体が相談に来るが、他の団体と違ったのはその年齢層。若くてエネルギッシュな業界なのだとその時、強く感じた」。その人的な縁で青年部のアドバイザーに就任。外国人労働者の受け入れや新型コロナ対策等で当時の桑田雅之部長、西村総一郎部長、鈴木治彦部長、星永重部長らのブレーンとして活躍した。
◎…出身は北海道釧路市。高校まで地元で過ごし、大学時代に上京。「子どもの頃は家族で川湯や阿寒湖など地元の温泉地によく行った。尊敬する地元の経営者の大西雅之さん(日本旅館協会会長、鶴雅グループ社長)と一緒に仕事をする機会を得ているのはご縁を感じる」。大学時代は弁論部に所属し、複数の大学の弁論部を束ねる協議会の代表を務めた。「秘書6割、弁論部3割、授業1割ぐらいの大学生活で、今考えてもよく卒業できたと思う(笑い)」。
◎…休日は業界の歴史を学ぶ読書で主に時間を費やす。「秘書の時代も年間でアポがなかったのは大みそかと元日だけ。オンとオフがはっきりしていなくて、そういう生活が今でも続いている」。全旅連専務理事のほか、全国旅館政治連盟事務局長の肩書も持つ。30歳、独身。
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 専務理事 亀岡勇紀氏
【聞き手・観光経済新聞編集長 森田淳】