全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(井上善博部長=福岡県・六峰舘)は18日、東京の全旅連会議室で観光庁との意見交換会を開いた。青年部から井上部長ら正副部長、委員会メンバー約30人、観光庁から鈴木昭久観光産業課長ら3人が出席。このほか全旅連の佐藤信幸会長も出席し、外国人観光客の受け入れなど、5つのテーマで意見交換した。
会は青年部の会合に合わせて、観光庁からの呼び掛けで実現したもの。「あくまでもざっくばらんに、実際の旅館経営に当たっている、若い経営者の方々の声を聞きたい」(鈴木課長)と、非公開で行われた。
観光庁からはほかに、軽部努・総括課長補佐、奥山夏樹係長が出席。意見交換では、(1)外国人(特に中国などのアジア系)の受け入れ(2)日本の「旅館文化」の維持(3)「着地型観光」への取り組みや自治体などの地域振興施策との連携(4)今後の潜在的なマーケットとしてさらに大きくなる高齢者・障害者などへの対応(5)若者の旅行離れへの対応──などが話し合われた。
青年部と観光庁では、今後も双方が交流を深めることで合意した。
井上部長、佐藤会長らを交えた懇談