全日本シティホテル連盟(JCHA、233ホテル)は17日、令和元年度通常総会を東京都千代田区のホテルグランドパレスで開催した。役員改選では、清水嗣能会長(ホテルリバージュアケボノ)を再選した。
冒頭のあいさつで清水会長は、1971年に創立したJCHAのこれまでの歴史と、清水会長体制の運営方針「国づくり、会づくり、人づくり、宿づくり」を説明。国づくりについては「海外からお客さんを呼んで日本の経済発展の基盤にしていこうという観光立国のお手伝いをわれわれ宿泊業界は先頭に立って頑張っていかなければならない」、会づくりは「もっと会員を増やしていかなければならない。全国に1万軒あるホテルの中でまだわずか(準会員を含めて)千軒弱だ」と語った。
来賓として出席した観光庁の奈良和美参事官もあいさつ。「政府は2020年に訪日外国人旅行者数4千万人、旅行消費額8兆円という高い目標を掲げている。客室稼働率が非常に高く、また、日本人のみならず、訪日外国人の利用者が非常に多いシティホテルの果たす役割は非常に重要だ」とインバウンド促進のために一層の協力を求めた。
議事では令和元年度事業計画を審議し、原案通り承認。令和元年度は、「『国づくり、会づくり、人づくり、宿づくり』の運営方針で、各種活動を実施する」「会員に役立つ総合的なコンサルティング機能を高め、委員会活動の活性化に努める」「宿泊業界を取り巻く諸問題への対応(宿泊4団体で対応する)」「令和3年11月15日開催予定の連盟創立50周年記念事業に向けての事業計画の策定」を推進していく。
再選された清水会長