全日本ホテル連盟、4月の客室利用率は40%


 全日本ホテル連盟(ANHA)が5月10日に発表した会員ホテルの4月の全国平均客室利用率は39.7%で、前年同月比21.3ポイント増となった。

 4月は東京、大阪、兵庫、京都を対象に緊急事態宣言が発出され、期間の延長も決定した。「緊急事態宣言発出前は人の動きもそれなりにあり、ある程度稼働していたが、25日以降キャンセルが相次いだ」とANHA。調査は236会員ホテルのうち126軒から回答を得た=表。

 地域別での利用率のトップは66.7%の東北。次いで、53.8%の甲信越など。利用率が低かった地域は、23.0%の四国、28.4%の中国など。前年同月比では全地域の利用率が上がったが、東北、甲信越以外の地域の利用率は5割未満だった。

 
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