現代仏壇メーカーの八木研(大阪市東成区)は、旅館の和室に最適なロータイプのテーブル「羽衣」といす「飛鳥チェア280」を発売した。
観光地や温泉地には多くのシニア層が訪れている。多くは旅館の和室を希望するが、立ちあがり時に身体への負担が大きい。またシニア中心の団体客の宴会も和室では、立ち上がり時の問題だけでなく、座ったままの状態を維持するのにも負担が大きい。
同社のテーブルといすは、(1)天板の高さが約50センチ、座面の高さ約30センチで和室になじむロータイプ(2)長い時間座っても疲れない材質(3)立ち上がりの時の補助となるひじ掛け(4)本格的な和室においても調和するデザイン──にこだわった商品。
とくに飛鳥チェア280は、座卓と座布団の組み合わせで、畳に座布団を敷いて正座した場合と変わらない目線の位置を実現。室内の調度品や設備を利用しやすく、窓からの景色もこれまで通り楽しむことができる。
また、1人用テーブル「風月」も発売。「飛鳥チェア280」と組み合わせることにより、客室だけでなく、従来の畳の宴会場に設置すれば和の雰囲気を生かしたままいすとテーブルの宴会場に変更できる。シニア層に限らず、一般の宿泊客向けにも朝のバイキングや昼食、夕食の会場としても使える。
業務用に設計されており、軽量化を図ったほか、収納時は、いすは垂直の積み重ね収納式、テーブルは折り畳み式で、コンパクトに保管できる。
座面の色は、和室に合うブラック、グリーン、ゴールドの3色。施設や客室の雰囲気に合ったものを選べる。
価格は飛鳥チェア280が2万1千円。テーブルの羽衣が5万2500円、風月が2万6250円。この件についての問い合わせ先は八木研(TEL06・6972・1201)。
ロータイプのテーブル「羽衣」といす「飛鳥チェア280」(有馬温泉・銀水荘兆楽の客室での設置例)