公正取引委員会は、宿泊予約サイト「エクスペディア」の運営会社が宿泊施設に対し、サイトに掲載する宿泊プランの料金を他の販路と同等またはそれより安くするよう求めたなどとして、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで調査していたが、同社が提出した改善を約束する確約計画を2日に認定した。違反行為についての認定はない。宿泊予約サイトを巡っては同様の疑いで調査を受けていた楽天、ブッキング・ドットコムも、すでに確約計画の認定を受けている。
エクスペディア・ロッジング・パートナー・サービシーズ(スイス・ジュネーブ)は、疑いを受けた行為の排除を約束する確約計画を公取委に申請し、認定を受けた。確約計画の認定手続きは、競争上の問題を早期に是正するための制度。確約計画が順守されない場合には、認定が取り消され、調査が再開される。
会員向け記事です。