兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合の「女将の会」(砂金美津子会長)設立10周年記念式典が17日、同県有馬温泉の兵衛向陽閣で開かれた。22人の女将ほか、井戸敏三兵庫県知事をはじめ、多くの来賓が出席した。
砂金会長は「この会は奥田(眞・兵庫県旅組)理事長の発案で、平成11年10月15日に設立された。13年度から毎年、現職知事を囲む会、総会などを行い、17年には初代の風早会長からバトンを引き次ぎ現在に至った」と10周年を迎えた現在までの会の経緯を説明。
来賓から、井戸知事、貝原俊民前知事、山口信行・観光産業振興兵庫県議会自由民主党議員連盟会長、奥田理事長らが祝辞を述べた。また風早前会長、奥田理事長らに花束の贈呈が行われた。
井戸知事と懇談
式典に先立ち、恒例の井戸知事との懇談会が開かれた。
来賓として、観光産業振興兵庫県議会自由民主党議員連盟の山口会長と梶谷忠修副会長、兵庫県産業労働部の東徹志観光参事、兵庫県旅組の奥田理事長、小谷泰朗副理事長、風早和喜副理事長ら多数が出席した。
砂金会長は「兵庫県は有馬、城崎、淡路など観光資源に恵まれている。その環境の中で私たちは旅館業を営み、女将業に努めている。井戸知事の兵庫を愛し、観光産業に力を入れ、先頭に立ってPRされる姿に感謝している。今後も行政のトップとともに歩んで行きたい」とあいさつ。
井戸知事は「兵庫県では、来年4月から6月まで開催の『あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン』に先がけ、プレキャンペーンが10月1日から始まっている。兵庫を訪れるお客さまを温かく迎えるのが女将さん達だ。来年4月からのキャンペーンは全県あげて推進したい」と述べた。
来賓を含め、出席者と女将の自己紹介の後、「女将から井戸知事へのお願い」を司会者が朗読。井戸知事がていねいに回答していた。
女将の会であいさつする井戸知事(中央)