福井県美浜町の新たな観光拠点、美浜町レイクセンターが12日に開業した。太陽光などの再生可能エネルギーで動く電池推進遊覧船を使ったエコクルーズが発着する湖畔の施設で、環境に配慮した水上モビリティを活用し、ラムサール条約登録湿地でもある三方五湖の自然や文化に触れてもらう。個人観光客はもとより、団体や修学旅行の誘客も目指す。
施設は美浜町が整備し、指定管理者制度で三方五湖DMOが運営。遊覧船発着施設のほか、カフェ、レンタサイクルのステーションがある。舞鶴若狭自動車道の若狭美浜ICから約15分、美浜駅からレンタサイクルで約15分の立地。駐車場は乗用車37台分、大型バス10台分。
電池推進遊覧船は、モーターと制御装置を搭載し、太陽光などの再生可能エネルギーを活用した電気をリチウムイオン電池に充電して動く。航行中にCO2の排出がなく、環境負荷が小さい。騒音や振動もほとんど生じない。
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