
あいさつする加賀市長
石川県加賀市(宮元陸市長)はこのほど、東京・内幸町の帝国ホテルで、旅行業者やメディアを対象に「加賀温泉郷(山代温泉、山中温泉、片山津温泉)PR会議」を開催した。
2023年度のお勧めポイントとして、秋に公開予定の映画「Lady Kaga(レディ・カガ)」(主演・小芝風花)や九谷焼き絵付け体験、ダム湖でSUPやカヤックなどを体験するアウトドアアクティビティなどを紹介。
レディ・カガは加賀温泉郷が舞台で、コロナ禍からの温泉街再生を目指す若女将らがタップダンスショーの成功を目指し、困難を乗り越えながら成長していくストーリー。3温泉郷もロケ地となっている。
片山津は、柴山潟の湖面を彩る「納涼花火まつり」(8月)や柴山潟をSUPやカヤックに乗り、湖上散歩を楽しむツアー(4月1日~11月30日)などを紹介。
山中の「鶴仙渓(かくせんけい)」では4月1日から川床が始まる。昨年はコロナ禍にも関わらず2万6千人ほどの人が訪れたという。夜間のライトアップも見応えがある。
旅館協同組合が運営するコンベンションホール「山中座」の利用も呼び掛けた。
山代は、あいうえお発祥の地を巡る「謎解きあいうえお」や、温泉と音楽の祭典「加賀温泉郷フェス」を4年ぶり、7月15日にみやびの宿加賀百万石を貸し切って行うことなどを報告した。
3年ぶりに開かれた「おもてなし謝恩会」では冒頭、山中芸妓が唄と踊りを披露、盛り上げた。
宮元市長は「コロナ禍が収束の方向に向かいつつあり、ようやく明るさが見え始めてきた」との認識を示し、「来年春には北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業する。(市にとって)千載一遇のチャンスだ。100年に一度の好機であり、これをスタート台にして高みを目指していく」と意気込んだ。
来賓として台北駐日経済文化代表処の謝長延代表や駐日エストニア大使館のヴァイノ・レイナルト特命全権大使らが出席、あいさつした。
あいさつする加賀市長