「農村ツーリズム」としてグリーンツーリズムの新たな展開を進める北海道はこのほど、そのPRなどに活用するロゴマークを決定し、マークの作成に協力した地元大学の学生らに感謝状を贈呈した=写真。
ロゴマークは、白地に旅行かばんのタグと「農たび北海道」(緑色)、「森たび北海道」(濃緑色)、「浜たび北海道」(青色)の文字を配した3種類。カラー版のほか、モノクロ版や白抜きの反転タイプがある。
地元の札幌大谷大学芸術学部の学生たちが作成したものの中から、道がデザインや観光関係者などの意見を聞いて選定した。
3月12日に北海道庁で行われた感謝状の贈呈式には、同大学芸術学部の堀じゅん子教授や、選定されたロゴマークを作成した美術学科3年の齋藤愛莉さんらが出席。道農政部の小野塚修一部長から感謝状と記念品が手渡された。
道では、これまでの農家が主体となった教育旅行を中心とした取り組みから、観光客を積極的に取り込む地域ぐるみでの「農村ツーリズム」としての展開を目指しており、2017年度から3カ年計画で地域資源の発掘や滞在型体験プログラムづくり、道内外への情報発信に力を入れている。今回のロゴマークをさまざまなPR活動や受け入れ地域のシンボルマークとして活用し、「農村ツーリズム」の拡大につなげていきたいとしている。