新型コロナウイルスの感染拡大で修学旅行の実施を見送るケースも少なくないことから、北海道は昨年に続き、旅行中の「3密」を防ぎ、安心安全に旅行を実施してもらえるよう、教育旅行支援事業を実施している。
今年度の予算額は15億9千万円。現在、利用申し込みの受け付け中だが、既に11月末で昨年度の件数(1683件)を超える申し込みがあり、好評だ。
対象となるのは、小・中・高校や専修学校など高校卒業課程までの学校が2月末までに実施する教育旅行で、「3密」を防止するために貸し切りバスの増車や宿泊施設での部屋数増による増加費用に対し、助成金を交付して支援する。
助成金の額は「貸し切りバス等増車への支援」が、通常1クラス1台での利用を2台に増車して実施する場合に1台1日当たり最大14万円(日帰りの場合は8万2500円)。「宿泊部屋数増への支援」は、1部屋当たりの宿泊人数を減らして増室する場合に1人1泊当たり最大3千円を助成。どちらか一方だけの利用や併用もでき、日帰りで実施するスキー学習などにも利用できる。道外からの学校であっても、道内で宿泊施設や貸し切りバスを利用する場合には対象となる。
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