北海道くしろ地域の8市町村が連携してAIチャットボットを活用した観光案内の試験運用を20日から始めた。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 近藤 聡)は、株式会社サンエス・マネジメント・システムズ(北海道釧路市、代表取締役 宮田昌利)と連携し、釧路観光コンベンション協会が実施する、くしろ地域観光案内強化事業の支援の一環として、AIチャットボットを活用した観光案内の試験運用を本日1月20日より開始することをお知らせいたします。
今回のAIチャットボット導入は、釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町の8市町村での導入となり、北海道では初めて、日本国内でも複数の市町村が協力し、広域で同一の仕組みを利用した導入は先進的な事例となります。
これまで、観光情報は、各市町村のホームページ、観光案内所等を通じて発信してきましたが、AIチャットボットを導入することで、観光客と双方でやり取りができることから、よりインテラクティブに観光情報を発信することが可能となります。また、デジタルチャネルでの観光案内により、多言語対応も実現した「バーチャル観光案内所」としても機能し、24時間365日場所を問わず、観光案内所と同等のサービスを受けることが可能となります。さらに、本チャットボットを通じて収集されるデータについて、今後の地域観光政策の強化に向け、地域での適切な利活用方法を検討します。
将来的には、地域の飲食店や小売店へ観光客を送客し、地域の消費拡大にも貢献する機能実装を実現し、地域CRMの要素を持つプラットフォームを目指します。
本事業は、試験運用を経て、年度内に本格稼働を開始します。この取組みにより、くしろ地域に来訪する観光客への観光案内の高度化を通じて、地域のデジタル化を推進し、活性化につなげていきたいと考えています。
【本事業を通じて期待される効果】
【本事業の促進用ポスター】