北海道経済部食関連産業室はこのほど、道内各地のワイン醸造所やチーズ工房などを紹介する冊子「北海道のワイン&チーズツーリズムガイド」を作成した=写真。北海道の醸造用ブドウやナチュラルチーズの生産量は全国一で、個性豊かな商品づくりが進む。産地の紹介通じて新たな道内旅行の魅力を提案している。
ガイド冊子では、道内各地を「札幌近郊」「空知・留萌・旭川」「余市・洞爺・函館」「富良野・十勝・釧路」の4エリアに分けて紹介。ワイン醸造所やブドウ畑、チーズ工房などを地図で示し、製造法や味の特色などを解説している。
地元のワインとチーズが味わえるレストラン、地場産の農産物などを購入できる店なども掲載。観光スポットと合わせて、日帰りや1泊2日のモデルコースを提案している。
食関連産業室の福迫均室長は「ワインやチーズの製造は、北海道の開拓初期にいち早く欧米から導入され、今では20のワイン醸造所と100のチーズ工房がある。これらを巡り歩いて各地の味を楽しんでもらいたい」と話している。
ガイド冊子はA4版35ページで1万部を作成した。北海道の物産展やイベントで配布するほか、旅行会社などにも配ってPRする。