北海道観光振興機構、銀聯カード導入店舗を紹介


 北海道観光振興機構(坂本眞一会長)はこのほど、中国人旅行客の誘致拡大に向けて、中国の銀聯カードが使用できる店舗を紹介する無料ガイドブック(A5判34ページ)=写真=を作成した。1万部を印刷し、2月から北京、上海、杭州など中国主要都市の旅行業者を通じて北海道旅行の予約客に配布する。

 同機構によると、道内で銀聯カードが使用できる店舗は約1千店舗。ガイドブックではこのうち対応端末がある百貨店や衣料品店、飲食店など約800店の情報を収録している。

 併せて銀聯カードと連動した割引クーポンも配布し、中国人観光客の消費を促す。銀聯カードで5千円以上の買い物をすると500円を割り引くもので、2万枚を作成し、昨年12月からJR札幌駅の観光案内所や札幌市内の主要ホテルで配布している。

 中国からの観光客数は、北海道を舞台にした中国映画のヒットや個人観光ビザの発給開始を受け、2009年度は9万2700人と前年度の約2倍に増加。北海道のブランドイメージは高く、今後の拡大が期待されている。

 北海道観光振興機構では、「北海道で観光と同時に買い物も楽しんでもらいたい。さらに多くの店舗で使えるよう導入を促進していきたい」と話している。

 ガイドブックの問い合わせは、同機構(TEL011・231・0941)まで。

 
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