北海道観光振興機構(近藤龍夫会長)はこのほど、中国からの観光客にトラブルなく楽しく観光してもらうため、中国語のマナーガイド「北海道・旅行常識」という小冊子を作成した。
ホテルや観光施設、バス事業者などからヒアリングし、「移動」「宿泊」「飲食」「買い物」などの場面別にトラブルの原因となりやすいマナーやルールを取り上げた。
例えば、集合時間の厳守、レストランへの食品の持ち込み、買い物などの順番待ち、入浴やトイレのマナーなどをイラスト付きで解説。守るべきルールだけでなく、日本人の常識や考え方も紹介し、両国の国民性の違いを理解してもらえるようにした。
A6版12ページ、オールカラー刷りで、初版分として4千部を発行。日本語版を含めたPDF版も作成した。
同機構では、道内の旅館・ホテル、観光施設、主要駅などで配布するほか、本州の旅行会社にも送付して活用してもらう。PDF版を中国の主要旅行会社にも提供し、ツアー客の「旅のしおり」に盛り込んでもらう。
小冊子の利用については、同機構TEL011(231)6736まで。
作成したマナーガイドの小冊子